小さな会社の会議室の利用ルールの作り方|そのまま使えるひな形つき

 文・合同会社SBGG

会議室の利用ルールは、大きな会社のように細かな規程にする必要はありません。小さな会社で大事なのは、「予約はどこに書くか」「どのくらい先まで取れるか」「使い終わったらどうするか」が全員に同じように伝わっていることです。

この記事では、決めておく項目と決め方の目安、そのまま社内に配れる利用ルールのひな形をまとめます。

利用ルールで決める項目

ルールは、予約のしかた・使い方・困ったときの3つに分けて考えると、漏れが少なくなります。

利用ルールの項目と決め方の目安
項目決め方の目安
予約の置き場所1か所だけ。ほかに書いた予約は無効
予約の単位短い打ち合わせが多ければ15分、それ以外は30分
何日先まで2週間〜1か月。来客の予定に合わせて決める
1人あたりの上限同時に持てる予約を3〜5件程度
予約に書くこと部署と名前。件名・人数は任意
取り消し使わないとわかった時点ですぐ
片付け机・椅子を戻す、ホワイトボードを消す、空調と照明を切る
社外の人予約は社員が行い、社員が同席する
優先の順重なったときの決め方。最後は総務が判断

上限や何日先までは、厳しくしすぎると「念のための予約」が別の形で増えます。最初は緩めに決め、1か月ほど使ってから見直すのがおすすめです。

決めるときに迷いやすい点

予約なしで使ってよいか

空いていればそのまま使ってよい、とすると、後から予約した人と重なります。短い時間でも、使う前に予約を入れるルールにしておくと揉めません。

定例会議をどう扱うか

定例は総務がまとめて登録し、期間を区切って見直すようにします。詳しくは 定例会議の会議室の押さえ方 をご覧ください。

社外の人が使うとき

来客との打ち合わせや、取引先が会議室を使う場合も、予約は社員が行い、社員が同席することにします。予約ページの URL を社外に渡さないことも、ルールに書いておきます。

役員や来客の予約を優先するか

優先の予約を設けるなら、どの会議室のどの時間かを決めて明記します。決めないまま後から譲ってもらう運用は、不公平感の元になります。

会議室の利用ルールのひな形

次のひな形は、そのまま社内に配ったり、会議室に掲示したりできるようにしています。○の部分を自社に合わせて書き換えてください。

会議室の利用ルール(○年○月○日から)

1.予約の方法:会議室の予約は、予約ページ(URL:○○)でのみ受け付けます。ほかの場所に書いた予約は無効です。

2.予約の単位:○分単位で予約します。始まりと終わりの時間を入れてください。

3.予約できる期間:○週間先の日まで予約できます。

4.予約の上限:1人が同時に持てる予約は○件までです。

5.予約に書くこと:部署と名前は必ず入れてください。件名と人数は任意です。

6.予約なしの利用:空いていても、使う前に予約を入れてください。

7.取り消し:使わないとわかった時点で、すぐに取り消してください。

8.定例会議:毎週の定例会議は、総務部に申し込んでください。登録の期間は最長○か月とし、期間の終わりに見直します。

9.使い終わったら:机と椅子を元に戻し、ホワイトボードを消し、空調と照明を切ってください。忘れ物がないか確かめてください。

10.時間を守る:終わりの時間までに退室してください。次の予約がある場合は、5分前に片付けを始めてください。

11.社外の人:来客との打ち合わせも社員が予約し、社員が同席してください。予約ページの URL や QR コードを社外の人に渡さないでください。

12.重なったとき:予約ページに記録がある予約を優先します。決まらないときは総務部が判断します。

13.問い合わせ:総務部 ○○(内線○○)

ルールを社内に広めて、守ってもらうには

  • ルールは1枚に収め、会議室の入口と社内の掲示板に置く。
  • 新しく入った社員には、入社のときの案内に入れる。
  • 破られたときは責めるより、なぜ起きたかを聞き、ルールのほうを直す。
  • 半年に一度、上限や期間が合っているかを見直す。

ルールで防ぎきれない重なりへの対策は、ダブルブッキングを防ぐ方法 にまとめています。

予約の記録と個人情報

予約に書く名前やメールアドレスは個人情報にあたります。予約の一覧を社外の人の目に触れる場所に貼らない、記録を残す期間を決める、といった扱いもルールに添えておくと安心です。

個人情報の扱いは、社内の規程や個人情報保護法の定めに沿って決めてください。

ルールを仕組みで守る場合

KYOYO 会議室では、予約の単位(15分・30分・60分)、何日先まで、1人あたりの上限、休業日を会議室ごと・拠点ごとに設定でき、ルールに合わない予約は受け付けません。任意の「社内コード」を設定すると、URL が社外に漏れても、コードを知らない人は予約できません。30日間無料で試せます。無料で始める

出典・参考

法令・公的な資料は、記事の公開日・更新日の時点で確認したものです。個別の判断は、規約・契約の内容とあわせて専門家にご確認ください。